第一回深海生物検定を受験したぞ
プロローグ
深海生物っていいよな~
趣味の資格が取りたいな~
そんな気持ちが合わさった資格はないのかな~
そんなことを思っていたのが12月の初頭。
「深海 検定」で検索してヒットしたのが深海生物検定でした。
ちょうどその時は申し込みが終わっていて、僕はめちゃくちゃ後悔……したのですが、
なんとちょうどインターネット申し込みの期限が延長されており、即日申し込み&入金。
晴れて深海生物検定を受験したわけであります。
深海生物検定を受けるぞ
深海生物検定は、文字通り深海生物のことについての知識を問う資格試験です。
今回が第一回ということもあり、僕のモチベーションは上がるばかりでした。
今回の試験は2級と3級があり、1級はなかったみたいです。
3級は初級(4600円)、2級は中級(5500円)って位置づけみたいです。
僕は併願受験をして、どちらとも受けることにしました。
試験勉強をするぞ
意気込んだものの、果たしてどう勉強したものでしょうか。
公式サイトに例題があったのですが、なにぶん第一回なので、どういう系の問題が出るのかなんてわかりません。
「生態系を問うてくるのか?」
「名前や分類を問うてくるのか?」
「イラスト問題が出てくるのか?」
「歴史に関する問題はあるのか?」
「環境に関する問題はあるのか?」
そんなことも何もかもわかりません。
あるのは公式参考書である「深海生物大事典」のみ。
本・コミック: 深海生物大事典/佐藤孝子:オンライン書店Honya Club com
だから僕はとにかくこれを何度も読むことで勉強しました。
電車の中で、自宅で、ざっと流し読み。
基本的には図鑑みたいなものなので、教科書というほど苦痛ではありません。
何より興味があって読んでる本ですからね。
もともと知ってた生物もありましたが、知らない生物や情報の方が多いです。
正直深海ってどこから?とかもあいまいなほど。
何年にどこ沖で発見されました、とかもなかなか頭に入りません。
いきなり全部覚えるのは難しいと思ったので、一通り全部を読み終えてから、
興味がある部分を特に読み込むようにしました。
たとえば僕はサメが好きなので、サメの仲間のページをたくさん読んでみたり、
ダイオウイカのページを呼んで、ダイオウイカとその仲間を調べてみたり。
興味があることをきっかけに、広げてみていく感じで読んでいました。
ちなみに、勉強の途中に僕が興味を拡張したきっかけとして、
「マグメル深海水族館」っていう漫画を読んだことも一つの大きな要素になりました。
深海生物の水族館が舞台のWeb連載漫画ですね。
(マグメル深海水族館 - 椙下聖海 / prologue ダイオウイカ | くらげバンチより)
この漫画めっちゃ面白いので読んでください(命令形)
ここに出てきた生物を「深海生物大事典」で調べてみたり、仲間を調べてみたり、
そうやって手を広げて、ざっくりと参考書の中身全体を頭に入れました。
いざ受験だぞ
いよいよ本番です。
まずは3級からの受講です。僕は沼津会場で受験しました。
深海水族館のおひざ元ですね。
(ちなみに受験の前の週に深海水族館行ってシーラカンス大明神にお祈りをしてきました。)
周りには結構受講者もたくさんいまして、
なにより小学生くらいの受験生がたくさんいましたね。そこは結構驚きました。
そしてみんな同じテキストを持っています。
仲間意識感じる~。
受験前に最後の確認をして、いざ受験です。
3級の試験はほんとに初歩問題って感じでした。
特徴に当てはまる生物を選ぶとか、その逆とか。
問題形式は初めて見る文書ばかりなのでそこはなかなか苦戦しましたが、
それでも何とか全問解答しました。
手ごたえはあったので問題ないと思う。(当時の感想)
さて、その直後には2級が待っています。
待ち時間に僕がやったことは、「3級の答え合わせ」でした。
問題形式を確認し、この検定ではどのような問題が出てくるのか、
どういう部分を注目しておくといいのかを確認しました。
自己採点で9割取れてたので問題ないでしょうということも確認し、
あとは再勉強です。
自分が予想していた部分から外れていた、試験が訊いてくる部分を予想し、
さらに2級に向けて追い込みをかけました。
後半戦の2級ではそれが功を奏し、山を張って覚えた部分も含めてばっちり回答することができました。
それでもやっぱり2級のほうが難しかったですね。
「どこで見つかった?」とか「いつ見つかった?」みたいな問題も出ていて、確かに中級向けだなと思いました。
3級と2級をまとめると、
【3級】
・ほんとに初歩的な問題が多い。
・問題文をきちんと読めば回答がどれなのかがわかりやすい。
・「違うものを選べ」系の問題は選択肢同士を比較すれば割とわかる問題も多い。
・フリガナが降ってある。
【2級】
・年代や地名を問う問題がいくつか出てくる。
・「どれが違うか」だけでなく、「どのように違うか」を問う問題が多い。
・具体的な長さや大きさ、数字を問う問題が多い。
・器官や物質の名前を問う問題が出る。
【共通】
・最後の4問くらいは写真の生物に関する問題。
・一部の問題同士を比較することで一部の答えを予想することができる。
という感じでした。
2級はほんとに隅々まで読んでないとわからない問題もあって、
「大事典」の写真しか乗ってないページのキャプションに書いてあることが問われたりと、
かなりしっかり全部を読み込んでいないとわからなかったなって感じる部分も多かったです。
受験が終わったぞ
この記事を書いている今日、検定の結果が届きました。
結果は無事どちらとも合格。やったー。
そんなわけで晴れて第一回の深海検定で合格することができました。
第一回で、っていうところもうれしいですね。
次回があればきっと1級も出てくるんじゃないのかなって思います。
そうなってくると、今度も新しいテキストとかが出てくるのかな?
僕は昔から今でもこれからも深海生物が大好きなので、今度の試験も受けてみたいと思っています。